復興日本
日本を「茹で蛙国家」という人がいます。
大分熱くなってきましたが、やはり飛び出さないのでしょうか?
ずっとアジア諸国の革命のモデルは、明治維新でした。
そして、明治維新に人材を輩出したのは、私塾でした。
紀元前、ギリシャのアテナイでソクラテスは、教育について「産婆術」であると説きました。ソクラテスの母が産婆であり、彼女の言葉「産むのはあなた、私は手助けするのみ」が将に「教育」そのものだと考えたのです。
当時のアテナイは、役人中心の社会で、資格試験によって生活レベルに差があり、教育といえば、資格試験に合格するためだけの手法を詰込むものでした。それを憂慮し、ソクラテスは、教育は産婆術であり、教育の方法として、どうして?なぜ?と繰り返す「問答法」を説いたわけです。
当時のアテナイからは、哲学者や物理学者等は生まれず、国は衰退し崩壊して行きました。歴史は繰返すもの。現代も同じ事を繰り返したような気がします。しかし、ギリシャだけの話しではなく、私たち日本にも当てはまるような気がしてなりません。
江戸から明治へ、その革命を興した者たちは、幕府の運営する学校で学んだ者達ではなく、各人の個性を尊重したいくつもの私塾から輩出されたことは、当然の成り行きであったと思います。
現代にも、私塾が必要です。私塾とは、教える場所ではなく、人が育つことを支え、自由に学習成長できる場所のことです。ISEDは、ネットワーク時代に新しい形の学習環境をご提案します。